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こすもすホール鷹巣より

納棺師(おくりびと)のお仕事

更新日:2024.08.26

納棺師(のうかんし)の仕事とは?

故人様のお身体を清め、身支度を整え、棺にお納めするまでの仕事をするのが「納棺師」です。お通夜の前に執り行われる「納棺の儀」を担当します。納棺の儀では、湯灌(ゆかん)や死化粧、納棺等の業務があり、ご遺族の皆さまが大切な方を見送るため、故人様が安らかなお顔で、そして整ったお姿で旅立てるようにケアを行います。

■映画『おくりびと』

主人公が納棺師の映画「おくりびと」。2008年公開の大ヒットした作品で「納棺師」もしくは「湯灌師」の仕事をこの映画で知った方も当時たくさんいらっしゃったと思います。アカデミー賞外国語映画賞受賞など、国内外の数々の映画賞に輝いています。

■エンゼルケアとの違い

病院や施設でエンゼルケアを行ってくれる場合もあります。エンゼルケアも納棺師も、どちらも故人様の葬儀までのケアになります。エンゼルケアに決まりはなく、病院や施設などからご自宅もしくは葬儀社の霊安室までの必要最小限のケアになります。

 

「納棺の儀」の流れ

宗派やご希望により、さまざまなご葬儀がございますが、一般的な仏式の納棺の儀式はお通夜の前日や数時間前に行われることが多くなっています。

■末期(まつご)の水

末期の水は「死に水を取る」という言い方あります。故人様の唇に水を含ませる日本の古くからの風習です。「故人様が生き返りますように」「喉が乾かず苦しみませんように」という意味が込められています。

■湯灌

故人様を清める儀式として古くから行われている習わしです。生まれてきたときに産湯につかるように、新たに生まれ変わってほしいという願いが込められています。故人様のお身体を洗い清め、生前の穢(けが)れを落とし、あの世へ送る大切な儀式です。昔は親族が洗っていましたが、近年では遺族の立会いのもと、納棺師等スタッフが行うほうが一般的となっています。

■死化粧

生前の故人様の面影にあわせ、安らかな表情になるようにお化粧を施します。ご遺族様がお顔をしっかり見てお別れができるようにサポートいたします。ご愛用の化粧品を使用するなど、ご家族の希望を取り入れることももちろん可能です。

■死装束

納棺の前には安置しているパジャマ等の洋服から、「死装束」を着せて旅立ちのお支度をします。一般的な死装束は、「経帷子(きょうかたびら)」「天冠(てんかん)」「手甲(てっこう)」「脚絆(きゃはん)」「白足袋(しろたび)」「草履・草鞋(わらじ)」を着付けします。また、三途の川を渡る時に使う「六文銭(ろくもんせん)を頭陀袋(ずだぶくろ)」に入れます。ご希望により死装束ではなく愛用の洋服を着せる(お布団の上にかける)場合もあります。

■納棺

ご家族の皆さんで故人様のご遺体を支え、ゆっくり棺の中に納めます。お棺に納め後、胸の前で手を組ませます。故人様へ合掌をし、蓋を閉めます。

 

納棺の儀・参列者のマナー

■参列する場所

納棺の儀は「ご自宅」で行う場合と「ホール等の葬儀式場」で行う場合があります。出席者は基本的に近親者のみの場合がほとんどではないでしょうか。

納棺の儀に参列する場合の服装マナーとしては、ほとんどが親族の皆さまなので普段着でも問題ありません。落ち着いた濃い色の服を着用し、ヘアメイクなども落ち着いたスタイルにしましょう。ただし、その後に通夜式や火葬、葬儀という流れになる場合は、喪服で参列するほうが望ましいといえます。納棺から通夜式までの時間的余裕があるか、もしくは着替える場所などの問題がないか、事前に把握しておくと安心です。

 

納棺の儀は故人様をお送りする大切な儀式となっております。ご遺族様のご希望も取り入れ、真心を込めてお手伝いいたします。

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